オーガニックコットン  

コットンはあらゆる繊維素材の中で人の体に最も良くなじみます。
肌を刺激せず、適度な保湿性、吸湿性があり、有害な静電気をおびないなど、
快適で健康によい特性を持っています。
ところが、一般的な綿素材は、栽培時に大量の化学農薬を使い、製品加工の各段階で
繰り返し化学薬品の処理がおこなわれます。天然の素材感はすっかり失われてしまいます。
そこで綿の持つ本来のすばらしい風合いをお届けしたい一心で開発したのが
無農薬有機栽培綿、オーガニックコットンです。
大自然を汚すことなく、その「恵み」をいただき、大切に加工したものは、人のからだにもやはり安全だったのです。
近年、アトピー性皮膚炎などの、肌が敏感なこどもたちが増えています。
華やかに染色された服や、青白く光る漂白処理された肌着ではなく、
特に赤ちゃんには自然の生成り、オーガニックコットンの製品が安全・安心です。


オーガニックコットンは一般のコットン製品と多くの点で異なるために、良くご質問を受けます。
より深くご理解いただくため、Q&Aにてまとめてみました。
ちょっと長文ですが、お読みくださると、幸いです。


Q1 一般の綿製品とどこが違うのですか?

  A  一般の面の畑では大量の農薬が使われています。地上のわずか2%の面積にすぎない綿畑で、全農薬
    消費量の26%が使用されているという報告があります。
    オーガニックコットンの畑では一切化学農薬を使いません。また、綿を糸に、そして布地に加工する工程でも
    化学処理を しません。このようなつくり方をしている製品は、すべての綿製品の中で0.5%にも満たない、
    大変めずらしい、貴重なコットンといえます。

Q2 オーガニックコットンとはどういう意味ですか?

 A  天然性を表す言葉は、数多くあります。ナチュラルコットン、グリーンコットン、ピュアーコットン。
    しかし、こと、オーガニックと名付けられた場合は、イメージだけでなく、栽培の背景、精算の背景がすべて
    記録され、第三者の認定機関によって証明されたものに限定されます。
    これは、世界のオーガニック市場の常識です。

オーガニック認定マーク

Q3 オーガニックコットンと一般のコットンは見分けられますか?

 A  見た目には、生成りのコットン製品と同じです。証明されているかの表示を確認するほかありません。
    (ですが、肌ざわりは全然ちがいます!!)

Q4 エコロジー繊維と呼ばれていますが、どうしてですか? 

 A  一般の綿花栽培で使われる大量の農薬は、土壌、草木、動物を痛め、大気、水を汚します。また、糸や
    布地の加工工程では、より早く、均質で美しいものを大量につくるという経済的な理由から、大量の化学
    薬剤による処理がおこなわれます。これも、大気を、水を汚し、生態系を狂わせます。
    オーガニックコットンは、これらの方法を環境保全の立場から、排除しています。まだまだ、ごく小さな運動
    ですが、オーガニックコットンの出現によって綿業界全体にインパクトを与え、多くの繊維メーカーは、
    少しずつエコロジー加工を研究しはじめています。
    こうして、将来にわたって地球環境を壊さずにものづくりができるような、新しい技術開発の方向に進むことと
    確信しています。未来の世代の人たち(子や孫・・・)のためにもオーガニックな製品を大切にしていきたいと
    願うものです。

Q5 オーガニックな製品が高価なのはなぜですか?

 A  農作物の栽培で、化学農薬を使わないということは、昔の農業そのもので人手がかかります。除草作業、
    防虫作業、肥料づくりなど、どれをとっても多くの手間と時間が必要です。これがすべて人件費としてコストに
    入ってきています。
    綿の場合は白い綿で一般のものの3倍、茶色の綿で7倍、緑色の綿で13倍します。そして糸、布地の
    製造工程でも化学薬剤を使わず天然材料を使って低速で機械を動かし、市場需要に合わせて少量を生産
    します。エコノミー(経済性)よりエコロジーを優先させているので、コストアップになっています。
    しかし、このような原料高の割には、製品価格は一般的な「ブランド」商品と同等に押さえています。これは、
    流通をシンプルにしているためと、よけいな包装をしないためです。
    ご理解をいただきたいと思います。 

Q6 洗濯したら、縮んだり、ちょっとゆがんだりしました。どうしてですか?

 A  原因としては、綿の栽培から糸の加工、布地の加工まで、化学処理をおこなっていないために、繊維が元気
    なことと、防縮剤などにより、あらかじめ縮める加工ができないことがあります。
    目の粗い組織が、比較的縮みやすいことがわかっていますから、大きめにデザインしています。
    ゆがみについては、編みニット製品では、必ず起きる現象です。洗濯後干す際に、縫い目を合わせて乾かすと
    矯正されます。
 

Q7 布地の表面にゴミがついているときがあります。これは何ですか?

 A  「綿カス」というもので、綿の葉や茎の破片です。全く無害ですし、洗濯するごとに少なくなります。
    この綿カスをとるために一般的に化学薬剤が使われています。また、一般品は漂白されているので、たとえ
    ゴミがついていても見えなくなってしまいます。オーガニックコットンの表面は、何もお化粧されていない素肌
    のようなものです。
    綿カスの他、糸や生地の工程で飛び込む糸クズもあります。

Q8 同じものを2枚買ったら色の濃さが違います。どうしてですか?

 A  オーガニックコットンは、染色・漂白をしていません。色がありましても、それは天然の色です。染めたものでは
    ありません。綿の色は産地・収穫時期・ミックスするときの比率などによって異なります。ご理解ください。

Q9 洗濯はどうしたらよいですか?

 A  オーガニックコットンは、健康とエコロジーのために天然性にこだわってつくられた製品です。そのため、
    買っていただいた方が、化学合成洗剤で洗ってしまいますと、それまでの努力・こだわりが意味の無いものに
    なってしまいます。是非、オーガニックコットンのご愛用をきっかけに天然洗剤に切り替えていただきたい
    と思います。
    合成洗剤で洗ってもオーガニックコットンは決して傷むことはありませんが、漂白剤やいろいろなものが配合
    されていますので、色が褪せたり、表面がざらついたり変質することがあります。
    合成洗剤には、合成界面活性剤、蛍光増白剤など、人体に有害な化学物質が多く含まれています。

    合成洗剤の「蛍光増白剤」のこと

    洗剤メーカーによるCMは、「輝く白さ〜〜」と毎日流れています。それを信じる消費者は何の疑問もなく、
    まぶしいほどの「白さ」を求めるようになっているのが現状です。
    合成洗剤の助剤として添加されている「蛍光増白剤」は洗濯中に衣類を染めるための「染料」です。
    合成洗剤の汚れ落ちが悪いことをごまかすために、「輝く白さ〜」をつくり出すための染料、それが、
    蛍光増白剤です。

    蛍光増白剤に一度染まった衣類は、100回洗濯しても完全に除去することは難しく、紫外線が当たると、
    蛍光を発して白さを感じさせるのが特徴です。
    しかも、発ガン性の疑いが指摘されているため、薬事法では、生理用品、トイレットペーパー、ティッシュペーパー、
    紙おむつ、乳児の肌着、よだれかけなどに、 日本薬局方では、ガーゼ、脱脂綿などに、 食品衛生法では、
    食品や食品を包装する包装資材、紙コップ、紙皿、台所用フキンなどにも蛍光増白剤の使用が禁止(または自主規制)
    されています。
    毒性があるからこそ、直接口にするものや皮膚に触れるものへの使用が禁止されているのです。にもかかわらず、
    何も知らされていない多くの消費者は、蛍光増白剤を使っていない服(オーガニックコットンなど)、フキンを
    買ってきて、合成洗剤で洗い、自らの手で「白い毒」で染めているのです。

    蛍光増白剤で染められたフキンで、茶碗や箸を拭くと、茶碗や箸に蛍光剤が移ってしまいます。これを「移染」と
    いいます。
    豆腐でも、それを漉す木綿を洗濯用合成洗剤で洗うと、豆腐に蛍光増白剤が移ってしまいます。この豆腐を
    ブラックライトに当てると、青白く光ります。中華饅頭をフキンで蒸しても同じです。
    こんなものを食べてしまっていませんか?

    食べ物に関するものへの使用が禁止されているため、台所用合成洗剤には蛍光増白剤は入っていません。
    食品衛生法で駄目だといい、薬事法でも、薬局方でも禁止しておきながら、洗濯用の合成洗剤だけはOKという
    ことです。この事実・・・矛盾をかんじませんか?

    肉眼では見えないため、気づきませんが、世界中で発ガン性を指摘されている化学物質です。だからこそ、
    食品添加物に敏感になるのと同じように、洗剤にも関心を持っていただきたいと思います。

    蛍光増白剤は付着するとなかなか落ちないだけでなく、洗濯排水として流れたものは、浄水場でも分解しにくいため、
    巡りめぐって、水道水に紛れ込んでもなんの不思議もありません。

Q10 色の変化について

 A  オーガニックコットンで色のある綿は、あくまでも天然の色ですから、洗濯したり、乾かしたりするときの条件で
    微妙に変わります。特に、緑色の綿は長く紫外線に晒されると、茶系またはグレー系に変化します。
    また、長く使っていると水道水の残留塩素の漂白作用で白っぽくなります。
    どうぞご理解ください。

Q11 シミや汚れが落ちないところができてしまいました。漂白できないので、何か良い方法はありますか?

 A  草木染め、紅茶染などで、少し色を付けることはいかがでしょう。

Q12 紫外線を通さないと聞きましたが・・・?

 A  オーガニックコットンの茶色の綿に、特に、95%以上の紫外線カット効果(UV)があることが実証されています。
    綿の原種は白ではなく、茶色です。自らの種を守るため、茶色で保護していたのです。
    その自然の力を借りるのです。一般のUV加工は化学処理ですが、こんな点でも、オーガニックコットンは、
    ヘルシー、エコロジーでありことがわかります。


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